【08.5.カラカルパクスタン】二重内陸国の悲劇! 人間の手によって10分の1になった湖なの!
ハイウィリ クン(カラカルパク語)なの!モロくんなの!
こっけ~:「モロのかいぬし、こっけ~ですー。そういえば、ウズベキスタンの次の国の記事を書くのを忘れてしまっていた!」
というわけで、謎の”8.5ヶ国目、カラカルパクスタン共和国の記事なの!
※ 旅のまとめ記事はこちら。
8.5ヶ国目・カラカルパクスタン
こっけ~:「というわけで、8.5ヶ国目のカラカルパクスタンの記事、いっくよー!」
ツッコみたいところがいっぱいあるけど、まずは8.5ヶ国目ってどういう意味なの?
「カラカルパクスタンは、ウズベキスタン(薄黄色)の中にある自治共和国なんだ。
独自の憲法、国旗、国歌、言語を持っているし、国民投票を行えばウズベキスタンを脱退する権利も持っている。
謂わば国の中に、もう一つ別の国があるという感じだね」
とっても不思議な存在なの!
★ ヌクス
まずは、カラカルパクスタンの”首都”である、ヌクスへやって来たなの!
こっけ~:「別に国境審査などがあるわけじゃないから、ウズベキスタンのブハラから夜行列車でそのまま着いたよー」
★ ムイナク
こっけ~:「そしてこれが、カラカルパクスタン随一の見どころ、船の墓場だ」
さびついた船がいっぱい横たわっていたなの!
こっけ~:「船が残っている通り、ここはかつて港町だったんだよ」
でも、今は港どころか、水すらないなの!
20世紀最大の環境破壊
こっけ~:「カラカルパクスタンを含むウズベキスタンは、世界で2つしかない二重内陸国(内陸国に囲まれた内陸国)の一つなんだ」
海に出るために国境を2つも越えないといけないなんて、大変なの!
こっけ~:「しかし、世界で4番目に大きい湖・アラル海を有し、魚もいっぱい採れていたんだ」
こっけ~:「しかし、旧ソ連時代に綿花を取るための農業用水や水力発電などに無計画に使われ、アラル海に注ぐ水の量が激減してしまった」
なんとか止められなかったなの?
「社会主義国において上の言うことは絶対だし、冷戦時代だったから魚よりも軍事物資に使われる綿花や工業用の電気が優先された。
さらに言ってしまえば、上流はキルギスやタジキスタンなどの別の国だから、自分の国の事情が優先だってことなんだろうね」
「そんなわけでアラル海は砂漠化が進み、周囲の住民には呼吸器や目の病気などの健康被害も広がっているんだ。
面積はこの50年間で、10分の1にまで減ってしまっているらしい」
このままではなくなってしまうなの!
本日のとモロだち
ムイナクにいた、学校帰りの女の子たちなの!
こっけ~:「このままでは未来が見えないこの村に、希望が訪れますように」
また「もろたび。」に来てほしいなの♪
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