【かいぬし手記】睡眠薬強盗に遭った話
どうも、モロのかいぬし、こっけ~です。
最近はほぼ毎日もろたびを更新していたにもかかわらず、急に更新が止まったことを不思議に思った人もいるかもしれません。
え? もろたびなんてそもそも気にしてない? そんな寂しいこと言わんといてやー
と、冗談はさておき、なぜ更新が止まったかというと、タイトルの通り、
睡眠薬強盗
に遭ってしまったからなのです。
ま、今こうしてブログを書いている通り、体は無事です。
段差でコケたのと田んぼに落ちた以外は怪我一つありません。
フィリピン旅の内容はまたおいおい更新していくにして、今回は睡眠薬強盗の概要について書こうと思います。
睡眠薬強盗とは
その名の通り、睡眠薬を使って被害者を昏睡させ、その隙に金品を奪っていくという強盗の手段です。
一般的な強盗と違ってフレンドリーに接してくるので、なかなか気づきにくいです。
そして、一緒に御飯を食べたりしているうちに、いつの間にか自分の食べ物に睡眠薬を入れられているという寸法です。
今回、ボクは教会を観光している時にご夫婦に会いました。
そして、別のオススメの教会があるから一緒に行こうと誘われ、さらにそこへ娘さんが一人加わりました。
3人はまだ昼ごはんを食べていないというので、先にごはん屋へ入っていい? と聞かれ、ボクも着いていくことに。
そして、ここに落とし穴が!
★ 昼から酒盛り
SAN MIGUELというフィリピン産のビールで、昼から豪快に酒盛り!
しかも、ボクが「もう十分!」というのにどんどん注いで、さらに腕を酌み交わして「いっぱい飲むんだ!」と。
ボクはそこまでお酒に弱い方じゃないのに、たかだかビールで随分頭がくらくらすると思ったのは、睡眠薬が入っていたからかも。
(こちらがそのビール。もしかしたら既に睡眠薬が入ってたりして)
睡眠薬は味が苦いらしいので、ビールのようなものには混ぜても気付かれにくいのかもしれません。
★ フィリピンの食堂ではカラオケが人気!
なんと、フィリピンのローカル食堂にはカラオケマシーンが置いてあります。
そして、みんなが食べてる中で熱唱します(笑)
ボクも勧められたので、知ってる洋楽を何曲か歌っていたのですが、その間は歌詞が写っている画面を見ているので、手元のグラスなどは見ていない状態。
もしかしたらその隙に混入されたのかもしれません。
せっかくCarpentersで100点取ったのに。←
★ そして記憶がなくなる
そして、ご飯を食べ終わってお店を出て、教会へ行こうとタクシーに乗ったところで、記憶は途絶えました。
気付いたときにはなんと、知らない部屋の椅子の上。
どうやら警察署らしいです。優しい人か警察が連れてきてくれたのか、彼らがせめてもの情けにと警察署近くに放置したのか。
時間を確認してみると夜中の2時。お昼ご飯を食べたのが昼過ぎなので、かなりの時間眠っていたみたいです。
その薬、眠れない夜に使いたい。←
★ なくなっていたもの
身の回りを確認してみると、
- iPhone
- 財布に入っていた少額のペソ
- パスポートと一緒に入れていた2000ペソ
- 30米ドル
- 150ユーロ
がなくなっていました。
米ドルやユーロにいたってはご丁寧に、カンボジアやベトナムの紙幣に混ざっていたにも関わらず、それだけ抜き去るという(笑)
しかし、不思議なことに2000ペソが入っていたところと同じ場所にあったパスポート。
さらに言えば、一眼レフもパソコンも無事でした。どれもそれぞれ高価だと思うんだけどなー
彼らの写真を撮っていなかったことが幸いしたのでしょうか。もし撮っていたら証拠隠滅のために盗られていたかも。
何にせよ物より思い出。一眼が残っていたので、この旅のメイン記録がなくなっていないことが何よりです。
★ お手軽バックアップ
モロくんの写真は普段iPhoneで撮っているので、そっちで撮った盗まれた日の昼までの写真は失ってしまいました。
ですが、私は以前アルゼンチンでiPhoneを盗まれた時に学習したので、Wi-Fi接続時に自動的にGoogleフォトに写真をアップロードする設定になっています。
だから、前日マニラの空港でWi-Fiにつないだ時に、それまでのモロくん写真も全てアップロードされていたのだ!
LINEもパソコンからできるように設定できるようにしてあるし。
さすがに何度もiPhoneを取られているだけあるね。盗まれるプロといっても過言ではない。
いやー、ブルネイの美しいモスクの写真が残っていてよかったよかった。
その後の旅
優しそうなご家族だったのでつい油断してしまいましたが、そういえばここはフィリピン・マニラ、もっと気をつけるべきでしたねー。
かといって、フィリピン滞在はまだ残り4日あったので、これから就職するというのに無為に過ごすのも勿体無い。
幸いパスポートやクレジットカードが無事だったので、残りの期間もなんとか旅することができました!
(今回一番行きたかったコルディリェーラの棚田!)
お金を盗まれたことを話したら、水をくれたり、ご飯をくれたり、なんとお金をくれたりする人も!
初日に大変なことがあったけど、フィリピン人は優しい!
おかげでフィリピンのことも、嫌いにならないですみました。
それでは帰ります。
今、この記事は日本に帰るための便を待つためのラウンジで書いているのですが、もうそろそろ搭乗時間となりました。
ところどころに小ネタを散りばめていたように、自分でも意外なほど傷ついてはいません。
携行品損害を請求されるクレジットカード付帯の保険会社さんには申し訳ないけど。
とりあえず帰って、荷造りしたら、もうすぐに東京へ引っ越しです。
待ってろ東京暮らし!!!!
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