【黒川紀章】まもなく解体! 世界的建築家のカプセル住宅なの!
旅するホワイトタイガー、モロくんなの!
こっけ~:「モロのかいぬし、こっけ~ですー。今回は日本を代表する建築家だった、故・黒川紀章氏が設計した建物を紹介するよ」
銀座にあるけれど、もうすぐ解体されちゃうから、行きたい人はお早めになの!
都内のお出かけスポットまとめ記事はこちら。
黒川紀章さんとは?
(黒川紀章建築都市設計事務所から引用)
黒川紀章さんってどなたなの?
こっけ~:「本人直系の公式サイトによれば、」
黒川紀章はCIAMの崩壊以後、1959年に「機械の時代から生命の時代へ」の時代の転換を宣言し、1960年にはメタボリズムグループの運動に参加、以来約半世紀、一貫して生命の時代の建築・都市の研究、創造に挑戦してきた。
メタボリズム、共生、リサイクル、エコロジー、生態系、情報といった黒川紀章が1960年代から提起し続けたテーマは、現在世界のテーマとなっている。
(黒川紀章建築都市設計事務所『ごあいさつ』より)
こっけ~:「だね。世界的にも評価されている建築家だ。ガウディやコルビュジエを抑え、ボクが一番好きな建築家がこの方です」
例えばどんな建物を建築したなの?
こっけ~:「例えば、六本木にある国立新美術館は彼の設計だね」
建物の壁が、カーテンのようになっているなの!
こっけ~:「この美術館については、以前記事を書いたらよかったら見てみてねー」
こっけ~:「そして、すごいところでいうと、なんと海外の首都の都市計画までしているのです!」
こっけ~:「それがこちら、カザフスタンの首都・ヌルスルタン(旅当時・アスタナ)!」
その国の首都まで任せられるだなんて、すごいなの!!
旅にはカメラを。
メタボリズムとは?
こっけ~:「それでは、今回は黒川紀章氏の代表作の一つ、メタボリズムの傑作ともいわれる中銀カプセルタワービルを紹介しよう」
メタボリズムってなんなの?
メタボリズムは、1959年に黒川紀章や菊竹清訓ら日本の若手建築家・都市計画家グループが開始した建築運動。新陳代謝(メタボリズム)からグループの名をとり、社会の変化や人口の成長に合わせて有機的に成長する都市や建築を提案した。
(Wikipediaより)
こっけ~:「無生物である街や建物も、人間と共に変化していこうという構想だね」
どういうことかわからないなの・・・。
こっけ~:「百聞は一見にしかず、あの高架の向こうにあるのが中銀カプセルタワービルだよ」
なんか丸い窓がいっぱいで、コインランドリーみたいなの。
こっけ~:「下から見上げるとこんな感じです」
四角い箱がいっぱいくっついているみたいなの。
こっけ~:「そのとおり!」
「この一つ一つのカプセルが部屋になっていて、それをビルの中心部にジョイントしているんだ。
細胞が新陳代謝をするように、カプセルごと部屋を交換することで時代に対応していくのを目指した建物なんだよ」
なんかすごそうなの! でも、どうして解体になってしまったなの・・・?
「カプセルを一つだけ外すことが不可能なので、やるなら総とっかえしなきゃいけないんだけど、それには巨額の費用がかかるらしい」
中銀カプセルタワービルに行ってみた
★ 渡り廊下
こっけ~:「それでは実際にタワーを見学したので、ダイジェストで紹介します。まずは、二つの塔を繋ぐ渡り廊下から見たカプセルです」
確かに一つずつが独立しているなの!
こっけ~:「あの隙間、人が入れないから配管工事や清掃ができないらしい」
致命的なの!
こっけ~:「横と横の間隔は、SASUKEの第二ステージみたいだね」
上から覗くと、隙間から一番下が見えるなの!
★ カプセル内部
保存・再生プロジェクトの方が所有する一室を見せていただいたなの!
こっけ~:「1972年に竣工したものなのに、なぜか近未来感を感じるね」
ベッド置き場の枕元には、備え付きの電話やラジオ、テープを聞く機械などがあるなの。
こっけ~:「こちらはさすがに時代を感じるね」
狭いけれど、ユニットバスもついているなの!
こっけ~:「これにてお部屋は終了となります」
あれ、キッチンなどはないなの?
こっけ~:「ここはセカンドハウスとして想定されていたから、食事は外で食べて、当初は洗濯をしてくれるコンシェルジュもいたんだって」
ここに今も住み続けるのは、辛いかもしれないなの。
また「もろたび。」に来てほしいなの♪
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というわけで、中銀カプセルタワービルについて紹介したなの!
こっけ~:「下のリンクの団体が、内部を見学できるツアーを催行しているので、興味がある人は見てみてね!」
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